ICD-11 自閉スペクトラム症の下位分類

  • 2018.06.13 Wednesday
  • 22:14

ICD-11の自閉スペクトラム症の下位分類が少し分かりました。言語機能のインペアメントは、一語文か単純な文程度とのことです。そうなると、その程度の言語機能で平均的(IQ70以上)の知能検査結果を得るのはかなり難しいと思いました。詳しくは、リンクをご覧ください。

https://mon.psychoreha.org/DEV/icd11bata-ASDsubcategory.pdf

 

動作法の講習会

  • 2018.06.11 Monday
  • 09:46

長野で動作法の研究大会(講習会)が開かれます

 

 研究会の総会ですが、今回の内容は講演と実技講習で、内容の濃い動作法の研修会です。

 注目されることは、会員外の方も参加できます。

 詳しくは、大会のホームページ http://www.kennetsys.info/11/kantou.html
 そこにも詳しい説明と、申し込みのリンクがあります。

 素晴らしい講師の講演と実技講習があります。

 動作法に興味関心のある方におすすめです。


6/17が申し込み締め切りですので宜しくお願いします。

場面緘黙関連団体連合会について

  • 2018.06.10 Sunday
  • 01:34

 場面緘黙関連団体連合会とは何か

 

 ICD-11で選択性緘黙から「場面緘黙」へ訳語が変わったことがパブリックコメントなどで公表され、その経過で「場面緘黙関連団体連合会」という名称が急に出てきたと思われている様子です。そこで、その解説を致します。

 この団体は日本緘黙研究会、かんもくネット、かんもくの会、かんもくの声など11団体の連合体です。⑴ICD-11の翻訳名を場面緘黙にして欲しい。⑵ICDの中の中分類が組み替えられたが、発達障害者支援法の対象として残して欲しい。という要望を行う目的で結集しました。会長は、日本で一番多くの場面緘黙児者を診ておられる山口県下関市のかねはら小児科医院長の金原洋治先生が引き受けて下さいました。各団体から委員を出し、要望書の内容や補足資料の編集など手分けして行っています。

 緘黙関係の当事者・家族・支援者・研究者の各種団体が、手を組んで運動を行っている団体です。

 7月1日に名古屋で緘黙研修講座「場面緘黙の理解と支援」が開催されますが、そこで連合会から活動報告を短く行わせていただきます。

           場面緘黙関連団体連合会事務局

           お問い合わせは、hisata@mutism.jp 

不安症学会からコメント

  • 2018.06.10 Sunday
  • 00:06

ICD-11新病名草案におけるSelective mutism の訳語に「場面緘黙」が採用されたことについて

 

http://jpsad.jp/information/ICD-11.php

 

 不安症学会から、Selective mutism の訳語に「場面緘黙」が採用されたことについて、学会のホームページで理由と経緯をまとめた情報を発表してくださいました。選択性緘黙という名称だったのが場面緘黙へと変化した経緯を書いてくださりとても有難いです。

 このような理解を示して下さる事は、当事者・家族にとってとても大きな支援になると思いました。

選択性緘黙から場面緘黙へ変更

  • 2018.06.01 Friday
  • 21:55

日本精神神経学会のホームページに6月1日付けで

「ICD-11新病名案に関するパブリックコメント募集」公開

 

https://www.jspn.or.jp/modules/info/index.php?content_id=622

 

 WHOの国際疾病分類第11版が近く全世界へ公表されますが、その日本語訳の病名の案が公開され、一般の方も含めて、意見を募集しています。WHOの分類であるので、日本の法律などで用いられる大事なものです。

 

 これまでは、英語でElective mutism、日本語で「選択性緘黙」とされていて、ご本人が自ら意図的に選択して喋らないというニュアンスで定義されていました。Elective という英語には選挙のように自ら主体的に選ぶというニュアンスがありました。それが、今回改正されて、Slective つまり、場面や状況によって喋られなくなるというニュアンスに定義が変わったのです。Slective への変更は、実はDSM-4から変わっていたのですが、ICDでは今回になって初めて変更されました。

 場面緘黙の子どもや成人は、自分で決めてわざと喋らないのではなくて、場面状況によって、不安や恐怖で声が出なかったり、言葉が浮かばなくなったりして、喋れなくなってしまうのです。それを表すには、「場面緘黙」という用語が比較的良いので、現状では広く用いられ、知られるようになってきました。その用語がやっと正式に使われるようになるのです。

 

 場面緘黙の子どもや成人の当事者、家族、そして教師や医師、その他の関係者の諸々の団体が、ICD-11の改訂へ向けて連合体(場面緘黙関連団体連合会;金原洋治会長)を作って、関係の学会等へ要望書を出すなど運動してきた成果です。

 この分野の専門学会である日本不安症学会の先生方には多大な協力をして頂きました。日本精神神経学会の先生方にも当事者の声にご理解頂き、今日を迎えることが出来ました。

 選択性緘黙という名称で無くなることは、誤解を減らす大きな一歩だと思います。

 

 また、大きな変更が随所にあり、大分類でも変化があります。これまで、選択性緘黙は「F90-F98  小児<児童>期及び青年期に通常発症する行動及び情緒の障害」にADHDなどと同じ分類に入っていましたが、今回、その分類は無くなって、それぞれ分かれて分類されたので、場面緘黙は「Anxiety or fear-related disorders 不安または恐怖関連症群」に属するカテゴリーになりました。これも大きな変更点です。成人して、社交不安症などを伴いやすいので、近い病名と同じ大分類に属するようになったわけです。

 

 余談ですが、発達障害関係の診断名も変わってきています。自閉スペクトラム症の下位分類が面白いです。

自立活動解説編 実は大幅改訂

  • 2018.05.19 Saturday
  • 18:26

 自立活動の解説書がもうじき出版される予定ですが、まだ注文できない状態の様です。
 今度の改訂は、内容については26項目が27項目になっただけで、ほとんど同じです。それで、大した変化はないと誤解されている面があります。しかし、解説書は大幅改定で、全く別物と言って良いほどです。どこが大きく変わったか、読めばすぐわかると思います。

 

 今回の学習指導要領の改訂では、個別の支援計画と指導計画を、通常の小中学校でも作成することになりました(これも指導要領改訂の目玉)。小中学校の先生方から、特別支援学校の先生はいろいろ質問されるようになると思います。出版されたら、速攻で注文します。急ぐ方は、文科省のホームページからダウンロードできます。

  

特別支援学校の免許状の保有率(全国調査)

  • 2018.03.30 Friday
  • 18:00

平成29年度の特別支援学校教諭等免許状の保有率の調査結果が公表されました。

 その中の、公立特別支援学校における特別支援学校教諭等免許状の都道府県別保有状況という部分を、県別で比較するために、エクセルにしました。残念ながら群馬県は低いままです。県教委など頑張っているのですが、長年、特別支援学校の免許保有者をあまりとってこなかった影響が続いており、他県も頑張って増やしているため順位が上がりません。

 エクセルですので、いろいろ比較できます。ご自分の県を検討してみるのも興味深いと思います。

 

私のホームぺージの資料集(https://mon.psychoreha.org/tsk/link01.html )の下の方に、PDFとエクセルのファイルが有ります。

 

新しい国際疾病分類(ICD-11)で自閉症はどうなるの?

  • 2018.03.24 Saturday
  • 01:59

  論理的な分類を試みています
 2018年に国際疾病分類は改定されます。それが近く公表されると思います。WHOのホームページにICD-11βが公開されています。そこから、新しい自閉症の分類を探ります。
 アメリカ精神医学会のDSM-5と同じで、全体の名前は「自閉スペクトラム症」という名前になります。同じく アスペルガー症候群<障害>という名前はなくなりました。
 
しかし下位分類は異なります。ICDでは、知的障害(有・無)×言語機能(3段階)で6つの下位分類を設けています。新機軸です。しかし、インペアメントと無言語(absence)の違いなど、解説の論文がでるまで、私にはよくわかりません。

 そんな表を作って、私のホームページにアップしました。良かったらご覧ください。

 

 

発達障害者支援法から場面緘黙や吃音が外される? その2

  • 2018.03.12 Monday
  • 14:14

 このブログで2018年2月25日に「発達障害者支援法から場面緘黙や吃音が外される?」という記事を書きました。


 3月3日のお雛様の日には、新しいWHOの国際疾病分類第11版では、従来の発達障害者支援法の対象だった障害がどうなるかを整理しました。このリストの日本語訳を修正しなければならないのですが、恐らく数か月で正式の訳が出るでしょうから、ちょっとそのままにしています。


 さて、このような状況で、どのような方向で行くか、大急ぎで協議をしていたのですが、今日から、場面緘黙に関係する当事者や親の会に向けて、一緒に要望書を出しましょうという案内をはじめました。短い期間でまとめなければならないのですが、なんとか具体的な要望書を出していく方向へ進みだしました。
 

 各地の場面緘黙関係の団体へ案内をお送りしています。また、経過が分かりましたらご報告します。

発達障害者支援法と新しいWHO国際疾病分類(ICD-11)の対応表

  • 2018.03.03 Saturday
  • 08:32

 発達障害者支援法と新しいWHO国際疾病分類(ICD-11)の対応表を試作しました。先日、ICD-11になると発達障害者支援法の対象の規定が改定されるだろうという記事を書きましたが、場面緘黙だけでなく、いろいろな障害が影響を受ける可能性があります。

 私のホームページに載せました。   https://mon.psychoreha.org/DEV/icd11toaspdd.pdf

 

 ICD-11の「6 精神障害、行動障害と神経発達障害」のカテゴリーに興味のある方、発達障害者支援法に関心のある方、良かったらご覧ください。出来れば、ご意見やご助言を頂けますと幸いです。

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